この作品を全国の「いじめをしていたことをちょっとだけ後悔しているみなさん」に捧げます。
うーん。西宮硝子が天使すぎてツラい。あんだけのイジメを受けて、普通(どころか天使だし)でいるのは難しいし、まして、好きになるなんて有り得るんだろうか…。
映画鑑賞スキルがないので、「どれだけ感情移入できるか」でしか評価できなくてお恥ずかしい次第でございますが、誰にもまったく感情移入ができない。
私自身聴覚障害者として健常者との
「今なんの話をしていたのか教えてもらますか?」
「何でもない(教えない)」
っていうやり取りが、一番ツラい。その辺のツラさがあんまり表現されていなかったのはもったいないなぁと思ったり。
原作者は聴覚障害者じゃなくて、手話通訳者の息子さんなのね。障害者支援側の人が「みなさん、辛い障害をかかえて生きておられるのにいい人ばかりですよ」って言うのはよくあることだけど…まさかそれゆえ西宮硝子が天使過ぎちゃったりする、なんてことはないよね?
あと、健常者の学級に転入させるって判断をしたのは母親なんだろか。障害者支援学級では障害者として生きるノウハウを教えてもらえるし、何より健常者向けの授業じゃわからないと思うんだけど…。そういう意味で母親が最大が加害者だと思うけどね。補聴器8台か…。娘が「壊された」って言わなかっただと思うけど、それにしてもね。「場所」として自宅ベランダを選んだのは、母親に対する思いもあったんだろうか?とちょっと思った。
担任も、どうして隣の席を開けておいたりしたんだろう。授業で何か配慮をしたっていうこともないし、転校前にたぶん協議になっただろうし「俺のクラスに来ても知らねえからな」というのが彼の基本姿勢だったのかなとも思ったり。植野さんはわかりやすい悪役というか触媒役だけど、川井さんみたいなのが悪意がないだけに一番タチ悪いわな。
カミさん「読み切りで止めておけばよかったのにね」に同意。
そんなこんなで、アニメの出来は素晴らしく良いんだけど、ストーリィもキャラクタも私にはダメ。主人公は石田なんだけど、どうしても西宮硝子側で見てしまうので、自分がいじめられているようで大変ツラい。
良かったね、みんなの顔が見られるようになって(棒
この一本だけだったら胸糞悪いまま帰宅することになったんだろうけど、幸い、この後にみた「君の名は。」が面白かったので、気分良く帰宅できた。
この順番で見てよかったわ。
